「ランドスケープ(landscape)」は、日本語では一般に「風景」と訳されるが、もともとは「風景画」を意味する語である。

 本講義では、ランドスケープを自然そのものではなく、自然と人間との関係の中で構築されるものとして捉える。また、ランドスケープ空間を単なる物理的空間ではなく、人々の利用・管理・保全活動を含む「社会的な空間」として理解する。公園や広場、緑地などの空間設備(ハード)の整備と、それらをどのように活用し、維持・運営していくのかという社会的実践(ソフト)の両面から学ぶ。歴史的事例や現代の都市・地域における取り組みを通して、空間と社会の相互作用を理解し、公共空間のあり方について主体的に考える力を養う。最終的には、私たちの生活環境を構成するランドスケープを総合的に理解し、多面的に考察し、それを説明できる力を身につけることを目的とする。

 なお、講義の一部では、ディスカッションやグループワークなどのアクティブラーニングを行う予定である。